Synspectiveの小型SAR衛星「StriX」、12機目の軌道投入成功|13機目は9月26日打ち上げへ
©Space Connect

2026年9月19日、株式会社Synspectiveの12機目となる小型SAR衛星「StriX」が、Rocket LabのElectronロケットによって打ち上げられた。衛星は予定されていた高度572kmの低軌道へ投入され、打ち上げは成功した。

さらにRocket Labは、わずか1週間後の9月26日に、13機目のStriX衛星を打ち上げる予定である。予定どおり実施されれば、Synspectiveは11号機から13号機までの3機を約24日間で打ち上げることになる。

本記事では、12号機の打ち上げ結果や13号機の飛行計画について解説する。

Synspectiveの12号機が軌道投入に成功

高度572kmの低軌道へ投入

Synspectiveの12号機は、2026年9月19日12:22(日本時間)に、ニュージーランド・マヒア半島のLaunch Complex 1から打ち上げられた。

打ち上げに使用されたのは、Rocket Labの小型ロケット「Electron」である。ミッションには、英語で「12個単位」を意味する表現を取り入れた「Owl By The Dozen」という名称が付けられた。

衛星は、高度572km、軌道傾斜角38度の低軌道へ投入された。Rocket Labによると、予定していた軌道へ正確に投入されたという。

項目内容
打ち上げ日時2026年9月19日12:22(日本時間)
ロケットElectron
打ち上げ場所ニュージーランド・マヒア半島
ミッション名Owl By The Dozen
投入軌道高度572km、軌道傾斜角38度

今回の打ち上げは、Electronとして通算96回目、Rocket Labにとって2026年17回目の打ち上げとなった。

今後数か月かけて観測機能を確認

12機目のStriX衛星は打ち上げ後、アンテナの展開に成功した。試験用の通信が正常に機能し、衛星を制御できることも確認されている。Synspectiveは今後数か月をかけて、観測やデータ取得などの機能を検証する予定だ。

直近のStriX衛星では、打ち上げから最初の画像を取得するまで、8号機は約41日、9号機は約68日、10号機は約37日かかっている。初画像の取得までは、おおむね1〜2か月が目安となる。

ただし、これらの画像は機能試験や校正中に取得された試験データであり、初画像の取得とサービス投入は同じではない。12号機のサービス投入時期は公表されておらず、機能検証の結果を踏まえて運用に加わる予定である。

12機目のStriX衛星が打ち上げられる様子
12機目のStriX衛星が打ち上げられる様子(出典:Synspective/PR TIMES)
宇宙業界の人材マッチングサービス スぺジョブ 広告バナー
[PR]

13号機は9月26日に打ち上げ予定

Rocket Labによると、Synspectiveの13号機は、2026年9月26日9:15(日本時間)以降に打ち上げられる予定である。

打ち上げには12号機と同じElectronを使用する。打ち上げ場所はニュージーランド・マヒア半島のLaunch Complex 1で、今回はPad Bから打ち上げる計画だ。

ミッション名は「Owlright, Owlright, Owlright」。13号機は12号機と異なり、高度559km、軌道傾斜角37度の低軌道へ投入される予定だ。

項目内容
打ち上げ予定日時2026年9月26日9:15以降(日本時間)
ロケットElectron
打ち上げ場所Launch Complex 1・Pad B
ミッション名Owlright, Owlright, Owlright
投入予定軌道高度559km、軌道傾斜角37度

打ち上げ日時は天候や機体の状況などによって変更される可能性がある。

約24日間で3機のStriX衛星を打ち上げ

Synspectiveは、2026年9月2日に11号機、9月19日に12号機を打ち上げた。13号機が予定どおり9月26日に打ち上げられれば、約24日間で3機のStriX衛星を打ち上げることになる。

衛星打ち上げ日時ミッション名軌道
11号機9月2日21:01Owl Around The World高度575km、傾斜角38度
12号機9月19日12:22Owl By The Dozen高度572km、傾斜角38度
13号機9月26日9:15以降Owlright, Owlright, Owlright高度559km、傾斜角37度

※日時はいずれも日本時間。13号機は予定。

Rocket Labは2020年から、SynspectiveのStriX衛星を継続して打ち上げてきた。13号機の打ち上げ後も、さらに14回の専用打ち上げが予約されている。

さいごに

Synspectiveの12号機は、Rocket LabのElectronによって高度572kmの低軌道へ投入された。今後は数か月かけて観測能力の確認が進められる。

続く13号機は、12号機の打ち上げからわずか1週間後となる9月26日に打ち上げられる予定だ。予定どおり成功すれば、Synspectiveは11号機から13号機までの3機を約24日間で打ち上げることになる。

短期間で打ち上げが続くなか、12号機と13号機が機能検証を終え、いつ実際の観測体制に加わるかが今後の焦点となる。

宇宙業界では現在、様々な企業が人材を募集している。興味のある方は業界特化型の転職プラットフォーム「スペジョブ」をぜひチェックしていただきたい。

スぺジョブ

参考

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

フォローで最新情報をチェック

おすすめの記事