宇宙は夢や憧れ?
宇宙と聞いて、どんなイメージを持たれますか?
煌びやかな星空、ロケットや人工衛星による神秘への探査、宇宙旅行での無重力体験・・・夢や憧れ、ポジティブな印象が多いでしょう。
日本人が宇宙に対してこのような印象を持っているのは、日本特有の物語、アニメや漫画文化にあると考えています。古くは竹取物語から、近年ではガンダムや宇宙兄弟など、宇宙に関する作品が多く、夢や憧れ、未来を感じやすいのです。
一方で、宇宙が夢や憧れの対象であるがために、「宇宙に血税を注ぐな」、「宇宙は金持ちの道楽」、「宇宙は環境破壊だ」など、一部では誤解も生じています。
この結果、日本の宇宙産業は、世界から遅れを取り始めているのです。
本当は日本に大きな税収を産む可能性のある成長産業であり、富裕層以外にも人々の生活を豊かにし、環境問題を改善する可能性がある、取り組むべき産業であるにも関わらず。
宇宙は雇用や利益を産み、経済を成長させる
日本人の多くにとっては宇宙はまだまだ夢の存在ですが、世界的には”大きなビジネスチャンス”です。
2010年に約27兆円だった宇宙産業の市場価値は、2019年で約40兆円まで成長し、2040年には100兆円以上になると予測されています。
イメージが付きにくいかと思いますが、市場規模40兆円は、半導体市場と並ぶ水準、100兆円は医薬品と並ぶ水準です。
宇宙は夢や浪費の対象ではなく、多くの利益や雇用を生み出す産業であることが明らかですね。
この成長産業に日本政府や民間企業が取り組むことで、日本の経済は著しく発展し、豊かになる可能性が大いに考えられます。
宇宙は多くの人の生活を豊かに
宇宙ビジネスは、実はあなたのすぐそばで、既にあなたの生活を豊かにしています。
天気予報は人工衛星によって得られた雲の動きを活用することで、予報の精度を大幅に向上させています。
あなたの服選び、デートの予定、建築現場での工事予定、農家の散水計画など、あらゆる行動に好影響を与えているのです。
このように産業が効率化することは、結果的に排出CO2の削減など、環境負荷低減にも繋がっています。
また、スマホでの道案内やカーナビには、人工衛星のGPS機能が利用されています。
もし宇宙ビジネスが存在しなければ、皆さんは未だに分厚い地図を持ち歩き、自分がどこにいるのか、どちらを向いているのかを読み取らなければなりません。
そして近い将来、ロケット技術を使って地球上の2地点間を移動することも可能となります。
東京とニューヨークの距離を、たった40分で移動できるのです。
ロケットが着陸する技術は既にあるので、あとは信頼性と法規制の問題です。
さいごに
いかがでしょう? 宇宙が少しは身近に感じれるようになったのではないでしょうか?スペースコネクトでは、これまで遠い存在だった宇宙を、より身近に。より面白く。
宇宙という新たなビジネスチャンスに皆様をお繋ぎしたいと考えておりますので、ぜひ、今後ともご愛読ください!!