昨年参加者4700人を迎え大盛況となった「北海道宇宙サミット」が今年も開催される。
このサミットは、アジア初の民間に開かれた商業宇宙港「北海道スペースポート」を舞台に行われる、宇宙とあらゆる産業の繋がりをつくる日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンスである。
2021年に「北海道、開港。」というテーマで初開催し、十勝地域で宇宙産業が本格的にスタートしたことを周知。翌年は「宇宙と出会おう。」と位置づけ、宇宙がビジネスや日々の暮らしに身近な存在であることを知らしめた。
続く3年目の今回は、どのようなテーマで開催されるのだろうか。本記事では、北海道宇宙サミット2023の魅力や注目ポイントをご紹介する。
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「北海道宇宙サミット2023」はどんなカンファレンス
北海道宇宙サミット2023のテーマは「宇宙を動かせ。」。
宇宙×スタートアップ、宇宙×一次産業、宇宙×地方創生など、身近な話題がトークテーマとなる。
産学官のフロントランナーたちの議論を通じて、日本が再び成長するための戦略や、宇宙ビジネスが私たちの生活や仕事をどう変えていくのか、より具体的な未来像を見られるようなカンファレンスだ。
様々なロケット会社が一同に会してトークを繰り広げるセッション、堀江貴文氏や博報堂出身で現在はThe Breakthrough Company GOの三浦崇宏氏が登壇するスタートアップセッションなど、北海道宇宙サミットならではの豪華セッションは必見である。
日テレ企画の新セッションやフードサミットとのコラボセッションにも注目
また、今回のサミットでは、少し変わったセッションも楽しめる。
その1つが、ランチタイムに実施される日本テレビ企画・運営による宇宙ベンチャー応援セッション。
日テレの宇宙専門部署「宇宙ビジネス事務局」に所属する宇宙アナウンサー、弘 竜太郎氏が司会を担当するこのセッションでは、宇宙を“もっと身近に”する鍵となる宇宙ベンチャー4社が大集合する。
そして、その次のセッションでは、宇宙サミットと同時開催する一次産業と食の事業創発ビジネスカンファレンス「十勝アグリ&フードサミット2023」とのコラボレーションが実現。
宇宙産業と一次産業、それぞれのバックグラウンドから、宇宙×一次産業の領域で活躍する方らが集結し、「衛星データが変革する農林漁業の生産現場」というテーマで議論を繰り広げる。
展示やフードのラインナップも充実
そして、注目すべきはトークセッションのみではない。
会場内外には民間ロケット会社のロケットモックアップや、気球で宇宙旅行を目指す宇宙ベンチャー企業の宇宙遊覧用気密キャビンの実物大モックアップが展示される他、スポンサーや宇宙ベンチャーなど28社のPRブースもずらりと並ぶ。
また、同時開催の「十勝アグリ&フードサミット2023」で行われる、十勝産食材をフィーチャーしたフードマーケットにはおよそ20の事業者が出展。
十勝産の宇宙食とコラボした特別メニューも提供されるようだ。
さいごに
サミットの開催地である帯広から、北海道スペースポートのある大樹町までは車でおよそ一時間。
大樹町では、町内で打ち上げた実物のロケットを見ることができる「宇宙交流センターSORA」や、宇宙関連グッズが買える道の駅「コスモール大樹」、ホリエモンこと堀江貴文氏プロデュースの家系ラーメン「堀江家」などを楽しむことができる。
さらに、その中間程の位置にある帯広空港の近くには、昨年オープンした本格モール温泉と極上サウナの「十勝エアポートスパ そら」も営業している。
ぜひ現地に足を運び、大樹町の「現在」を感じてみてはいかがだろうか。
イベント・申し込み情報
今年の北海道宇宙サミットも昨年同様、カンファレンスとミートアップの二部構成。カンファレンスは現地参加・オンライン配信のハイブリッド方式で、参加は無料となっている。
詳細は以下をご覧いただきたい。
- 日時:2023年10月12日(木)9:00〜20:00(8:20〜受付)
- 開催場所:ベルクラシック帯広(〒080-0012 北海道帯広市西2条南35丁目1−27)
- 参加人数:カンファレンス約700名、MEET UP交流会約400名
- 参加費:カンファレンス無料、MEET UP交流会1名6,500円
- 申し込み方法:Peatixから申し込み。(現地参加 / オンライン配信)
※締め切りは9月29日(金)