日本の宇宙ベンチャー史上初の上場を果たし、注目を集めている株式会社ispace。
同社の月面探査プログラム『HAKUTO-R』のミッション1の月面着陸が、ついに本日深夜0時40分(2023年4月26日0時40分)から行われる。
成功した場合、民間企業として世界初となる快挙だ。
そんな歴史的瞬間にリアルタイムで立ち会える機会があるので是非、夜更かしして注目してもらいたい。
ざっくり着陸手順
軽く着陸手順の補足を入れておく。
まず、現在いる高度約100㎞の円軌道から降下を開始し、着陸態勢に突入。
次に、自動制御でエンジンを逆噴射で燃焼し、徐々に減速。
そして、燃料を噴射することによって姿勢を細かく調整(ピッチアップマヌーバ)しながら、約1時間で月に着陸。
この時、月面への降下や着陸時の推進装置(エンジン)の制御には、アポロ計画で6度の月面着陸を成功させた実績を持つDraper社の着陸ソフトウェアが用いられており、着陸の成功には大きく期待できるはずだ。
着陸地点は、現時点で3カ所を想定。
地点によって着陸日が変わるため、もし本日、0時40分までに、何らかの原因で着陸できないことがわかった場合、予定が5月1日または3日に変更される。
着陸した後、安定状態を確立できたことが確認されたら、HAKUTO-Rプロジェクトミッション1の全ての段階が成功となる。
配信情報
再度忠告だが、月面着陸は、本日深夜0時40分(2023年4月26日0時40分)から行われる。(※日付としては26日となるが、感覚としては25日の深夜となるので注意)
配信場所については以下の、ispace公式のYOUTUBEアカウント『HAKUTO-Rチャンネル』では、0時から配信が予定されている。
加えて、ispaceのもう一つの公式アカウントでも、今回のミッションに関する動画が公開されているので、合わせて見てみてはいかがだろう。
関連情報
Space Connectでは以前、ispaceが行う月ビジネスの収益構造について、投資検討材料を含めて解説した。
興味がある方は、ぜひ参考にしていただきたい。[ispace、宇宙ベンチャー史上初上場!月ビジネスの利益構造とは]