
2026年3月21日、Synspectiveの小型SAR(合成開口レーダー)衛星8号機が、Rocket Labの小型ロケット「Electron」により打ち上げられた。
本ミッションは、Synspectiveが進めるSAR衛星コンステレーション構築の一環として実施されたものであり、打上げおよび初期運用の成功により、観測能力のさらなる強化が期待される。
本記事では、今回の打上げの概要を整理する。
8号機打上げの概要
今回のミッション「Eight Days a Week」は、Synspectiveが進めるStriXシリーズにおける8機目の衛星投入である。

機体にはロケットラボ社が開発する小型ロケット「Electron」が使用され、ニュージーランド・マヒア半島のLaunch Complex 1から打ち上げられ、低軌道(LEO)へ投入された。
2026年3月21日3時10分(日本時間)に予定通り打上げが実施され、現時点でアンテナ展開の成功が報告されている。今後は初期運用を経て、数か月程度で画像取得に至る見込みである。
| 打上げ成功 | ◯ |
| アンテナ展開 | ◯ |
| 画像取得の成功 | ー |
コンステレーション構築の進捗
Synspectiveは、小型SAR衛星「StriX」シリーズにより、2028年以降に30機規模のコンステレーション構築を目指している。
これまでに4機体制での運用が行われており、今回の8号機投入により運用機数は5機へと拡大した。衛星数の増加に伴い、同一地点をより短い間隔で観測できる体制が整いつつある。
また、同社は年間12機規模の生産体制の構築を進めており、今後は機数の拡大がさらに加速する見通しである。
今後の打上げ予定
現時点で、Synspectiveは次回の打上げの具体的な日時を公表していない。
一方で、同社は2026年内に計10機体制の構築を目標としており、今回の8号機投入(運用機数5機)を踏まえると、今後さらに5機の打上げが計画されているとみられる。
このため、コンステレーション拡張に向けた打上げは今後も継続的に実施される見通しであり、約2か月に1機と、比較的短いスパンで次号機の投入が行われる可能性が高い。
さいごに
今回の8号機打上げにより、Synspectiveのコンステレーションは着実に拡張が進んだ。
運用機数は5機体制となり、観測頻度の向上やデータ提供基盤の強化が期待され、こうした積み重ねにより、同社のSARサービスは徐々に実用性を高めつつある。
今後も衛星の投入が継続される見通しであり、コンステレーションの拡大とともに、サービスの高度化がどこまで進むかが注目される。
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