本日、2022年11月30日、株式会社ispaceが展開する民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打上げが行われる。
月への着陸は打ち上げから約5カ月、2023年4月末となる計画で、成功すればなんと民間としては世界初月面着陸!?歴史的快挙となる。
打ち上げ予定日時・場所は以下の通り。
- 打ち上げ予定日時(日本時間) :2022年11月30日(水)17時39分
- 打ち上げ場所 :米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地 40射点
- 打ち上げロケット :Falcon9(SpaceX社)
打ち上げの様子は様々なアカウントで生配信される予定。
本記事では、配信が予定されているチャンネルや、ミッションに関する情報を紹介!読めばあなたも、歴史的瞬間を楽しむ準備は万端だ。
ispaceのミッション
まずはispaceがどんな企業なのかをざっくりと紹介。
同社は、「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。
2025年までに3回のミッションを計画しており、そのうちのミッション1とミッション2を総称したプログラム名が「HAKUTO-R」だ。
「HAKUTO-R」では、独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発。
今回打ち上げのミッション1では月面着陸を、2024年打ち上げ予定のミッション2では月面着陸および月面探査を行う予定である。
また、ミッション3では精度の高い月面着陸と月輸送サービスによって、あの「アルテミス計画」に貢献する計画だ。
さらに、NASAと契約した月資源の商取引も進めるという。
「HAKUTO-R」 ミッション1
今回打ち上げが行われるミッション1では、ミッションが10段階のポイント(マイルストーン)に分けられ、それぞれ目標に対する達成の度合いを測るための「サクセスライテリア」が設定されている。
ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2、ミッション3へとフィードバックされる。
月面着陸技術や月面輸送、データサービスを史上最高水準にまで高める狙いだ。
また、同ミッションでは、着陸を行うランダーの上部に7つのペイロードが搭載される。
その一つには、サカナクションのミュージックディスクも。
2018年に同アーティストから贈られたもので、HAKUTOの応援歌である「SORATO」の楽曲が収録されているとのことだ。
ミッション1打ち上げの配信は?
ミッション1の打ち上げは、日本時間の2022年11月29日 17時に、X-NIHONBASHIから生配信される予定である。ミッションコントロールセンター等の様子も映し出されるとのことだ。
17時30分からは、SpaceX社のアカウントでも打ち上げの様子が配信される。ispaceの配信と同時に見ても面白いだろう。
さいごに
成功すれば民間では世界初の月面着陸を達成するispace。
数多くの困難もあっただろうが、今回このような挑戦が行われることは大変喜ばしいことである。
ミッション1の結果が次に繋がることに期待し、打ち上げを見守ろう。
参考: